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屋上の雑草は放置するとどうなる?見つけた時の対応策、原因を紹介

この記事を読んでいるあなたは、

  • 屋上に雑草が生えてきたけどそのまま放置しても大丈夫か知りたい
  • 屋上で雑草を見つけた時はどう対応したらいい
  • 屋上でなぜ雑草が生えてくるのか知りたい
    上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「屋上の雑草を放置した場合や対応策、生えないための対応策」などをお伝えしていきます。

防水層を破断して漏水・雨漏りの原因に

陸屋根やルーフバルコニーなど屋上の排水ドレンや水溜まりになりやすい箇所には、風雨により土埃や砂埃が堆積し、飛来してきた種子や胞子が根付いてしまい、雑草が生えることがあります。

屋上はベランダやバルコニーと違って日常のお手入れが行き届かなくなりがちで、しばらく放置していたら雑草が生えていたということも。

雑草の根を張る力は強く、根張りが防水層まで達すると防水層を貫通して破断してしまうことがあります。

根を伝って雨水が入り込むようになると、雨漏りが発生するリスクが高まるので注意が必要です。

鉄筋コンクリート造においては、コンクリートのひび割れ部や防水層の劣化部から雨水が内部に浸入するようになると、コンクリートを補強するための鉄筋に錆が発生してしまいます。

錆が発生すると、鉄筋の体積が膨張するようになり、その膨張圧でコンクリートを外へ押し出す爆裂破壊を引き起こすことがあります。

木造や鉄骨造においては、構造内部への雨水の浸入により躯体の腐食や黒カビの発生、室内への雨漏りを引き起こすことがあります。

雑草が根付くと、根張りによって防水層を破断し、建物の構造内部まで雨水の浸入を許してしまい、強度や耐久性が低下してしまうおそれがあるので、適切に対処することが重要です。

排水管が詰まる原因にも

陸屋根やルーフバルコニー、ベランダの床面のように水勾配が緩い平場には、排水用のドレンを設けて雨水を集め、雨樋に流して排水します。

ドレンとは、屋上など緩い勾配の付いた平場やベランダ、バルコニーの側溝から集まってくる雨水を雨樋に流して排水するとともに、落ち葉や砂埃などを集める役割を果たす金物をいいます。

ドレンに集まった落ち葉や雑草、砂埃、虫の死骸などをこまめに清掃していれば問題はありませんが、そのまま放置しておくとドレン金物の蓋が詰まってしまい、排水の流れが悪くなります。

大雨や台風が来た際にドレンが詰まっていると、排水が十分に機能せずに逆流したりドレン周りに雨水が留まってしまいます。

すると、屋上では水溜まりができてしまい、劣化した防水層から構造内部に浸入することがあります。

また、ベランダやバルコニーでは、ドレンがオーバーフローして一時的に床面の水位が上がりプール状態となってしまい、掃き出し窓下や防水層の切れ目、下地と防水層の隙間などから雨水が入り込み、建物内部に浸入してしまうこともあります。

排水ドレンの詰まりは漏水や雨漏りに繋がる要因となるので、放置せずに定期的に清掃するようにしましょう。

屋上の雑草はそのまま抜かずに業者に相談

屋上に雑草が生えているのを見つけたら、ついつい抜いてしまいたくなるものですが、安易に抜いてしまうのは禁物です。

なぜなら、防水層を突き破るほど根を張っている場合、引き抜くことで隙間ができてしまい、そこから雨水などの水分が防水層の下まで入り込んでしまうリスクが高まるからです。

また、迂闊に抜いてしまうことで、破断した防水層だけでなく正常な防水層まで痛めてしまうおそれがあります。

防水層が破壊されれば防水性能は損なわれ、建物内部に雨水が浸入しやすくなり、雨漏りや構造躯体の強度低下、腐食といった建物の耐久性に関わる深刻な問題を引き起こしてしまうおそれがあります。

雑草の根張りが防水層に達する前であれば抜いても問題はありませんが、防水層に達している時やその判断がつかない時は抜かずにそのままにしておき、早めに専門業者に相談して対処してもらうようにしましょう。

雑草が生える原因

雑草が生育するためには、種子や胞子が発芽するための土壌と水が必要となります。

建物の屋上やルーフバルコニー、ベランダなどで雑草が生える原因としては、主に以下の3つが挙げられます。

水はけ、雨水の排水がうまくいっていない可能性がある

陸屋根は切妻屋根や片流れ屋根などある程度の勾配が付けられている屋根と異なり、ほとんど平面に近い緩勾配となっており、基本的に水はけが良くありません。

陸屋根の平場に不陸ができていたり、排水ドレンに落ち葉やゴミ、砂埃などが堆積すると、徐々に水はけが悪くなり、雨水の排水が正常に機能しなくなります。

空中に浮遊している雑草の種子や胞子は、湿った地面に落ちると発芽し、雨が降るなど水分を得られる環境であれば、そこに根付いて成長していきます。

陸屋根やルーフバルコニーのように水はけが悪く、砂埃など混じった湿り気のある場所は、まさに雑草が根を下ろし生育するのに絶好の環境であると言えるのです。

屋上・ベランダで植物を育てている

屋上やルーフバルコニー、ベランダにプランターを置いて植物を育ててる場合、水やりの際に土がこぼれ出ることがあります。

僅かな土でも風雨や台風などにより、ドレンや排水溝、水たまりになる箇所などに流出し堆積すれば、いつしか雑草が生えてしまうことがあります。

プランターの土には肥料が混ぜ込まれていて、養分もしっかり吸収できるので、種さえあれば雑草は根付いてしまいます。

特に、屋上は風雨を遮るものがないので、プランター土の養分だけでなく雨水も吸収することができ、雑草にとっては成長するのに絶好の場所となるのです。

保護モルタルで覆われている

屋上防水には防水層を保護するための保護モルタルが打設されていることがあります。

保護モルタルは、紫外線や風雨、雪などの過酷な自然環境から防水層を覆うように保護し、防水層を長持ちさせる役割を果たします。

保護モルタルの材料にはセメントが使われており、太陽熱や寒暖の差などで伸縮・膨張することによるひび割れが発生しやすいという特徴があります。

屋上防水に保護モルタルが施工されている場合、温度変化によるモルタルの伸縮・膨張や冬場の凍結融解作用が原因でひび割れが発生しやすくなり、ひび割れの隙間に砂埃や土が入り込むと雑草が根付く場所ができてしまいます

また、保護モルタルには収縮・膨張、振動などの変形を吸収する伸縮目地が適切な間隔で入れられていますが、経年と共に変形したり浮いたり破断してしまいます。

すると、伸縮目地の隙間に砂埃などが堆積し、雑草が生えてしまうことがあります。

防水層が保護モルタルで覆われている場合は、モルタルのひび割れや伸縮目地の変形、浮きに注意が必要です。

屋上・ベランダに雑草が生えないための対策

屋上やベランダ、バルコニーのドレンや排水溝に溜まった砂埃やプランターから流出した土が堆積すると、雑草が種子や胞子を付けて成長・繁殖するのに適した環境となってしまいます。

雑草が生えないようにするには、屋上やベランダは定期的にメンテナスを行うことが一番の対策となります。

屋上の防水層に保護モルタルを打設している場合、モルタルのひび割れ部や伸縮目地の隙間に堆積する砂埃などをきれいに取り除くのは困難なので、あらかじめ除草剤を散布しておくこともある程度の予防となるでしょう。

雑草が生えてしまうと、根張りにより防水層を破断してしまったり、排水ドレンが詰まってしまい、防水層の劣化と漏水、雨漏りを引き起こす要因となることがあります。

陸屋根やベランダ、バルコニーなど防水が施されている場所のお手入れを日頃から行うことが雑草が生えないための何よりの対策となりますが、一度、専門の業者に見てもらったり、プロに相談したりすれば安心です。

その結果、大切な建物を守ることに繋がるのです。

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