「セキスイの家は丈夫だから、外壁塗装はまだ先でいい」
「ハウスメーカーの家だから、塗装はメーカーに頼むものだと思っていた」
セキスイ住宅にお住まいのお客様から、私たちリメイクホームがよく耳にする言葉です。
確かに、セキスイ住宅は高い品質管理のもとで建てられており、一般的な住宅と比べても耐久性に優れているのは事実です。
しかし、どれほど高性能な住宅であっても、外壁や屋根といった外部にさらされる部分は、年数とともに確実に劣化していきます。
特に近年は、
・紫外線の強度増加
・ゲリラ豪雨や台風の大型化
・寒暖差による建材への負担
といった影響により、「想定より早く外壁の劣化が進んでいた」というケースも少なくありません。
本記事では、
積水ハウスやセキスイハイム住宅にて外壁塗装工事を検討されている方に向けて、後悔しないメンテナンスの考え方を、できるだけ分かりやすく、かつ実務的な視点で解説していきます。
このページで分ること
「セキスイ住宅」と一口に言っても、実は種類がある
まず最初に押さえておきたいのが、
「セキスイ住宅」と呼ばれる住宅には、大きく分けて2つの系統があるという点です。
それが、
【積水ハウス】
【セキスイハイム】
です。
名前が似ているため混同されがちですが、構造・外壁材・メンテナンス方法は大きく異なります。
【積水ハウス】の特徴
積水ハウスは、鉄骨造・木造ともに展開しており、
外壁には
・窯業系サイディング
・ダインコンクリート
・ベルバーン
など、独自性の高い外壁材が使われているケースが多いのが特徴です。
特に高耐久外壁材を採用している場合、
「塗装は不要」「30年メンテナンスフリー」といった説明を受けている方もいらっしゃいますが、実際には目地(シーリング)や防水性能の低下は避けられません。
【セキスイハイム】の特徴
一方、セキスイハイムはユニット工法を採用しており、
工場生産による高精度な住宅が特徴です。
外壁には
・窯業系サイディング
・磁器タイル
などが使用されており、こちらも「耐久性が高い」反面、
塗装やシーリングのメンテナンス時期を誤ると、劣化が一気に進行するリスクがあります。
まずは、
「セキスイだから大丈夫」ではなく、「どのセキスイ住宅か」を正しく理解することが、外壁塗装を考える第一歩なのです。
ハウスメーカーリフォームと施工店リフォームの違い
セキスイ住宅にお住まいの方が外壁塗装を検討する際、
多くの方が最初に悩まれるのが、
「メーカーに頼むべきか?それとも施工店に頼んでいいのか?」
という点です。
メーカー(ハウスメーカー)によるリフォーム
メーカーリフォームの最大のメリットは、
・建物の図面、仕様を把握している
・ブランドとしての安心感がある
という点でしょう。
一方で、
実際の工事は下請け業者が行う
・中間マージンが発生し、費用が高くなりやすい
・塗装内容の自由度が低い
といったデメリットも存在します。
「安心料込みの価格設定」になりやすく、
内容を細かく見ると“必要以上に高額”というケースも少なくありません。
施工店(専門店)によるリフォーム
私たちリメイクホームのような施工店の場合、
・現地調査をもとに劣化状況を正確に判断
・お客様の将来設計に合わせた最適な仕様を提案
・中間マージンがなく、適正価格
といったメリットがあります。
特にセキスイ住宅の外壁塗装では、
「塗ってはいけない部分」
「専用下塗りが必要な外壁」
「シーリングを先行すべきケース」
など、メーカー住宅特有の注意点が数多く存在します。
これらを理解せずに工事を進めると、
「数年で不具合が出た」「メーカー保証が切れてしまった」といったトラブルにつながる可能性もあります。
セキスイ住宅の外壁塗装は「知識差」で結果が変わる
セキスイ住宅の外壁塗装・メンテナンスは、
単に塗料のグレードを上げれば良い、というものではありません。
・どの外壁材、屋根材か
・どこに劣化が出始めているか
これらを正しく見極めたうえで、
「今、本当に必要な工事は何か」を判断することが何より重要です。
セキスイ住宅と「メーカー保証」の正しい考え方
セキスイ住宅の外壁塗装を検討する際、
多くのお客様が強く気にされるのが 「メーカー保証はどうなるのか?」 という点です。
「外壁塗装を施工店に頼むと、メーカー保証が切れてしまうのではないか」
「メーカー以外で工事をすると、将来不利になるのでは?」
こうした不安をお持ちになるのは、ごく自然なことです。
実際、【積水ハウス】や【セキスイハイム】では、
新築時に構造躯体や防水部分に対して、独自の長期保証制度を設けています。
ただし、ここで重要なのは
「すべての保証が、外壁塗装と直結しているわけではない」という点です。
メーカー保証=外壁塗装の保証ではない
セキスイ住宅のメーカー保証は、
・構造躯体
・雨水の侵入を防ぐ防水性能
といった住宅の根幹部分を対象としているケースがほとんどです。
一方で、
外壁の塗膜そのものや、美観の維持については、保証対象外となっていることが多いのが実情です。
つまり、
・メーカーに外壁塗装を依頼したから保証が延びる
・施工店に頼んだから即保証が失効する
という単純な話ではありません。
実際には、
保証が継続されるかどうかは「工事の内容」と「建物への影響」が重要になります。
施工店で外壁塗装をしても、保証が維持されるケースは多い
適切な知識を持った施工店が、建物構造を理解したうえで塗装可能な部位のみを施工し、
防水やシーリングの仕様を守って工事を行う。
この条件を満たしていれば、
メーカー保証が即座に無効になるケースはほとんどありません。
逆に言えば、
・メーカー住宅の構造を理解していない
・「とりあえず全部塗る」という施工
・本来触ってはいけない部位まで手を加える
こうした工事を行ってしまうと、
保証の対象外となるリスクが高まるのです。
大切なのは「誰に頼むか」より「どう工事するか」
セキスイ住宅の外壁塗装において重要なのは、
メーカーか、施工店か、という二択ではありません。
・セキスイ住宅の構造を理解しているか
・保証内容を把握したうえで提案しているか
・将来の点検・メンテナンスまで考えているか
この視点で業者を見極めることが、後悔しない外壁塗装につながります。
リメイクホームでは、
セキスイ住宅の外壁・防水・シーリングの特性を踏まえたうえで、メーカー保証を意識した施工提案を行っています。
この完全ガイドでは、今後の記事で、
・セキスイ住宅の外壁塗装で注意すべきポイント
・シーリングや防水の考え方
・実際にリメイクホームが行った施工事例
を、写真や実例を交えながら詳しく解説していきます。
「高品質なセキスイの家だからこそ、正しい外壁塗装を。」
そのための判断材料として、ぜひ最後までご覧ください。
セキスイ住宅の外壁塗装で注意すべきポイント
セキスイ住宅の外壁塗装・メンテナンスは、
一般的な戸建住宅と同じ考え方で進めてしまうと、思わぬトラブルにつながることがあります。
その理由は、
セキスイ住宅特有の構造・建材・納まりが多く使われているからです。
ここでは、リメイクホームが実際の現地調査・施工を通して感じている
「特に注意すべき重要ポイント」を3つに分けて解説します。
① 屋根が瓦でも「塗装・補修が必要なケース」がある
「屋根は瓦だから、塗装は関係ないですよね?」
これは、積水ハウス・セキスイハイムに限らず、
セキスイ住宅にお住まいの方から非常によく聞くご質問です。
確かに、陶器瓦そのものは塗装を必要としない屋根材です。
しかし、「瓦屋根=屋根工事不要」ではありません。
セキスイ住宅では、
・瓦の下にある板金部材
・谷板金・棟部の金属部
・雨押さえや役物まわり
といった瓦以外の部位に劣化が発生しているケースが多く見られます。
さらに注意が必要なのが、
屋根や付帯部に塩ビ鋼板や、モニエル瓦が使われているケースです。
【塩ビ鋼板仕様】瓦でもスレートでもなく、メンテナンスには注意が必要
セキスイ住宅では、
屋根材に【塩ビ鋼板(塩化ビニル被覆鋼板)】 が使用されているケースが多く見られます。
塩ビ鋼板は、
・表面が塩ビ樹脂でコーティングされている
・錆びにくく耐久性が高い
というメリットがある一方で、
塗装や補修においては注意が必要な素材です。
塩ビ鋼板は、
・経年劣化により表面が硬化
・紫外線によるチョーキングや密着低下
・経年劣化による剥がれ
等が経年劣化で起こる可能性があり、
通常の屋根塗装で使用する下塗り材では塗料が密着しません。
専用の塩ビ鋼板対応プライマー(下塗り材) を使用せずに塗装を行った場合、
・数年で塗膜が剥がれる
・表面が浮く、めくれる
といった不具合が発生する可能性があります。
塗装が不要な陶器瓦でも棟や谷などが塩ビ鋼板の場合もありますし
折半屋根も塩ビ鋼板で出来ていることも・・・
そのため、セキスイ住宅の屋根まわりでは、
・屋根材や屋根に使用されている部材が塩ビ鋼板かどうかの正確な判断
・専用下塗り材を前提とした施工計画
が、外壁塗装と同時に必ず確認すべき重要ポイントとなります。
【モニエル瓦仕様】瓦は瓦でも塗装が必須な瓦屋根
2026年現在、建てられてから20年以上が経過したセキスイ住宅では、
屋根材としてモニエル瓦(乾式コンクリート瓦・セメント瓦とも呼ばれます) が使用されているケースがあります。
モニエル瓦は、
一見すると陶器瓦と見分けがつきにくい屋根材ですが、
・表面にスラリー層(着色層)がある
・防水性能を塗膜に依存している
という特徴があり、
定期的な塗装メンテナンスが前提の屋根材です。
モニエル瓦の塗装では、
- 屋根施工前
- 屋根塗装工事中
- 屋根塗装工事中
- 屋根施工完了
・高圧洗浄によるスラリー層の除去
・モニエル瓦対応の下塗り材の使用
・一般屋根材とは異なる施工工程
が必要となります。
これらを理解せずに、
「瓦だから塗装しなくていい」と判断したり、一般的な屋根塗装の施工工程で通すしてしまうと、
塗膜の早期剥離や防水性能の低下につながる恐れがあります。
②外壁材が独特で、凹凸が深いケースが多い
セキスイ住宅の外壁塗装で、
もう一つ大きなポイントとなるのが 外壁材の特殊性です。
セキスイ住宅では、
・独自形状のサイディング
・凹凸が非常に深い意匠性の高い外壁(ダインコンクリート等)
・厚みや表面構造が一般住宅と異なる外壁材
が使われていることが少なくありません。
- 外壁施工前
こうした外壁の場合、
・ローラーが届きにくい
・塗膜が均一につきにくい
・凹部に塗り残しが出やすい
といったリスクがあります。
見た目はきれいに仕上がっていても、
実際には凹部の塗膜が薄くなってしまっていた…
というケースも珍しくありません。
そのため、
「とりあえず高耐久塗料を使えば安心」ではなく、
外壁材に合った施工仕様を組むことや、施工に慣れた人間が施工を行う事が仕上がりと耐久性を大きく左右します。
凹凸が深い=シーリングの数量が増える可能性が高い
一般的な住宅と比べ、セキスイ住宅の外壁は、
・目地の本数が多い
・縦横に複雑な割り付けになっている
・凹凸が深い
といった特徴がある建物も多く存在します。
その結果、
シーリングの施工箇所や施工数量が、一般住宅より多くなるケースが非常に多い
という点は、あまり知られていません。
シーリングは、
・雨水の侵入を防ぐ
・建物の動きに追従する
・外壁材を保護する
という、防水上きわめて重要な役割を担っています。
凹凸が深い外壁ほど、
このシーリングの出来が、建物の耐久性に直結すると言っても過言ではありません。
シーリング工事は「塗装のついで」ではない
外壁塗装を検討する際、
「シーリングも一緒にやっておきます」という説明を受けることは多いと思います。
しかし…
シーリング工事は“付随工事”ではなく、主役級の重要工程です。
- シーリング打設
適切なシーリング工事には、
・既存シーリングの撤去・打ち替え
・目地幅・深さに合わせた施工
・外壁材に適した材料選定
といった、手間と技術が必要になります。
特に凹凸が深い外壁では、
・打設量が多くなる
・施工時間がかかる
・職人の技量差が出やすい
という特徴があります。
「安さ重視」の見積もりには注意が必要
ここで注意していただきたいのが、
価格だけで業者を選んでしまうリスクです。
凹凸が深く、シーリング数量が多い住宅にもかかわらず、
・シーリング工事の数量が少ない
・㎡数に対して不自然に安い
・工程説明が曖昧
といった見積もりには、注意が必要です。
価格を下げるために、
・打ち替えではなく増し打ちで済ませる
・必要な箇所を施工しない
・施工量を減らす
といった手抜き工事が行われる可能性も否定できません。
一時的に費用は抑えられても、
数年後にシーリングの劣化や雨漏りが発生してしまっては、
結果的に余計な修繕費用がかかってしまうことになります。
しっかりと施工することで「安心」が得られる
セキスイ住宅の外壁塗装では、
・外壁材の形状を理解し
・必要なシーリング量を正しく算出し
・適切な工程で丁寧に施工する
これらを守ることで、
長期間にわたって安心できる住まいを維持することができます。
「価格を安くすること」よりも、「正しく施工されているか」に目を向けることが、
セキスイ住宅における外壁塗装で後悔しないための大切なポイントです。
③ 付帯部にも積水独自の仕様が多く、素材の見極めが重要
セキスイ住宅の外壁塗装では、
外壁そのもの以上に付帯部の仕様が独特であるケースが少なくありません。
一般的な住宅における外壁塗装工事では塗装を行う必要性がない部分も塗装によるメンテナンスが必要な場合や、
塗装方法も一般的な住宅と異なるというケースが多く発生します。
破風・鼻隠し・シャッターボックスに多い「塩ビ鋼板仕様」
セキスイ住宅の付帯部で特に多く見られるのが、
・破風・鼻隠し
・シャッターボックス
・笠木
等、一般の住宅では鉄部としてみなされている部材が塩ビ鋼板(塩化ビニル被覆鋼板)使用の事が多々ございます。
屋根塗装について説明する際にもお伝えしたように
塩ビ鋼板は、
・錆びにくい
・工場塗装により均一な品質
といったメリットがある一方、
再塗装時には素材特有の注意点があります。
経年劣化によって塩ビ被覆が硬化・劣化している場合、
・一般的な金属用下塗り材では、その後の中塗りや上塗りが密着しない
・施工後、数年で塗膜が剥がれる
といったトラブルにつながる恐れがあります。
そのため、これらの付帯部では、
・素材が塩ビ鋼板かどうかの確認
・塩ビ鋼板対応プライマーの使用
・塗装すべきか、触らないべきかの判断
が、外壁塗装と同時に非常に重要になります。
塩ビ鋼板やガスケット(定型目地)の下処理にはリメイクホームのHP内の「塩ビゾルプライマー」でも詳しく説明しております。是非ご覧ください。
④ 防水工事は「外壁塗装とセットで考える」ことが重要
セキスイ住宅のメンテナンスを考えるうえで、
外壁塗装と同じくらい重要なのが 防水工事の考え方です。
外壁がきれいに塗装されていても、
防水性能が低下していれば、建物としての安心は成り立ちません。
特にセキスイ住宅では、
・ベランダ・バルコニー
・パラペットまわり
・取り合い部(外壁×防水)
といった箇所に、独自の納まりや仕様が採用されているケースが多く、
一般住宅と同じ感覚で防水工事を判断するのは危険です。
防水層は「見えないところ」で確実に劣化している
防水工事というと、
・水が漏れてから考える
・見た目が傷んでからやる
というイメージを持たれがちですが、
実際には 劣化は見えない部分から進行しています。
セキスイ住宅の防水部分では、
表面は一見きれいでも
・防水層が硬化、ひび割れを起こしている
・立ち上がりや端部から性能が低下している
といったケースが少なくありません。
外壁塗装のタイミングは、
こうした防水の状態を一緒に確認できる絶好の機会でもあります。
防水工事は「塗ればいい」ではない
防水工事も、
単純に「上から塗って終わり」というものではありません。
特にセキスイ住宅では、
・既存防水層の種類(シート防水が多いとは思いますが…)
・下地の状態
・建物の構造、納まり
を正しく把握したうえで、
適切な工法を選択する必要があります。
状態によっては、
・トップコートの塗り替えで対応できるケース
・防水層の改修が必要なケース
・部分補修と全体改修を使い分けるケース
など、判断が分かれます。
ここを誤ると、
・すぐに防水性能が落ちる
・外壁内部に水が回る
・後から大掛かりな工事が必要になる
といったリスクにつながります。
外壁塗装と防水工事を切り離して考えない
セキスイ住宅では、
・外壁
・シーリング
・防水
これらはすべて連動して建物を守っています。
また、「全部やり替えれば安心」という話でもありません。
大切なのは、
・今の状態を正しく見極める
・必要な工事と不要な工事を切り分ける
・将来のメンテナンスまで考える
という視点です。
セキスイ住宅の防水工事では、
建物の仕様を理解したうえで、無理のない提案ができるかどうかが、
工事の良し悪しを大きく左右します。
実際の施工事例から見るセキスイ住宅の外壁塗装
※ここでご紹介するのは、あくまでも数ある施工事例の中のほんの一例です
セキスイ住宅の外壁塗装は、
図面や仕様だけを見て語れるものではありません。
実際の現場では、
・外壁材の形状
・目地の深さ
・劣化の進み方
などが一棟一棟異なり、
その都度、適切な判断と施工が求められます。
ここからは、
リメイクホームが実際に施工を行った事例をもとに、
セキスイ住宅の外壁塗装で「どこに気を付けて工事をしているのか」を具体的にご紹介します。
① 積水ハウスの外壁塗装工事
みよし市 M様邸
まず初めにご紹介するのは、
みよし市M様邸にて行った積水ハウスの外壁塗装工事です。
積水ハウス特有の、
意匠性が高く、凹凸の深い外壁材が採用されており、
一般的な住宅以上に、施工精度が求められる現場でした。
この工事で特に重視したポイントは、次の2点です。
目地の厚みが深いため、シーリングを手抜きせず「確実に」
積水ハウスの外壁で特徴的なのが、
目地(シーリング)の厚みと深さです。
みよし市M様邸でも、
・目地が深く
・施工箇所が多い
・凹凸外壁と複雑に絡む
といった条件が重なっていました。
このような外壁では、シーリング工事を簡略化したり、
数量を減らした施工を行ってしまうと、
・早期のひび割れ
・防水性能の低下
・外壁内部への雨水侵入
につながるリスクが高くなります。
- シーリング施工前
- シーリング撤去
- プライマー
- シーリング打設
- シーリング均し
そのため本工事では、
・既存シーリングの確実な撤去
・目地の深さに合わせた適切な充填
・外壁材との取り合いを意識した仕上げ
を徹底し、
「見えなくなる部分こそ、しっかり施工する」ことを最優先としました。
凹凸外壁だからこそ「塗り残し・塗りムラを出さない」
積水ハウスの外壁は、凹凸が深く、意匠性が高い反面、
・ローラーが届きにくい部分
・塗料が入りにくい溝
・光の当たり方で差が出やすい箇所
が多く存在します。
そのため、ただ規定回数を塗るだけでは、
仕上がりにムラが出てしまう可能性があります。
本工事では、
・下塗り→中塗り→上塗りそれぞれで塗り残しを確認
・凹部まで塗膜がしっかり入っているかを随時チェック
・外壁全体で色ムラや質感差が出ないよう施工
といった点を意識しながら進めました。
- 外壁施工前
- 外壁下塗り
- 外壁中塗り→上塗り
- 外壁完了
凹凸外壁の場合、
「どこまで丁寧に塗るか」で、完成後の印象と耐久性が大きく変わります。
積水ハウスの外壁塗装は「見えない工程」で差が出る
みよし市M様邸の施工を通して改めて感じたのは、
積水ハウスの外壁塗装は、
・シーリング
・下塗り
・凹凸部の塗り込み
といった、完成後には分かりにくい工程でこそ差が出るという点です。
価格だけで工事内容を比べてしまうと、
こうした重要な部分が省略されてしまう可能性もあります。
だからこそリメイクホームでは、
積水ハウスの外壁形状・目地仕様を理解したうえで、必要な工程を省かない施工を行っています。
② セキスイハイムの外壁・屋根塗装工事
築25年 K様邸
続いてご紹介するのは、
築25年が経過したK様邸にて行ったセキスイハイムの外壁および屋根塗装工事です。
セキスイハイム、K様邸では、
・定型化された外壁目地
・パラペット形状
・折半屋根(太陽光パネル設置)
といった、独自の構造や仕様が多く見られます。
そのため、外壁塗装および屋根塗装においても
「一般住宅と同じ考え方」では不十分なケースが少なくありません。
外壁塗装前に欠かせない「ブリードオフプライマー」の施工
K様邸の外壁は、
セキスイハイム特有の定型目地(規格化されたシーリング目地、ガスケットとも呼ばれます)が採用されていました。
このタイプの目地で注意すべきなのが、
シーリング材に含まれる可塑剤(ブリード成分)です。
適切な処理を行わずに塗装を進めてしまうと、
・数年で目地部分が黒ずむ
・せっかく塗り替えた外壁に汚れが浮き出る
・美観が大きく損なわれる
といった症状が出てしまうことがあります。
そこで本工事では、
外壁塗装に入る前に全ての定型目地に【ブリードオフプライマー】を確実に施工。
- ブリードオフプライマー
これは、
・見積書に書いてあっても省略されやすい
・知識がないと提案されない
工程ですが、
セキスイハイムで定型目地が使用されている外壁では非常に重要なポイントです。
パラペット形状の折半屋根は「屋根工事の考え方」が重要
K様邸の屋根は、折半屋根仕様でした。
折半屋根は、
・勾配が緩やか
・雨水が溜まりやすい
・夏場の蓄熱が大きい
といった特徴があり、
塗料選び・色選びが耐久性に直結します。
本工事では、
・太陽光パネルを避けながらの塗装作業
・折半屋根に適した工程での下地処理
・白系(熱を集めにくい色)を採用
することで、
屋根表面温度の上昇を抑える工夫を行いました。
- 屋根塗装施工中
- 折半屋根塗装完了
- 折半屋根塗装完了
塗料に関しては熱を遮る遮熱塗料も折半塗料にオススメできます。
セキスイハイムの塗装工事は「構造理解」が仕上がりを左右する
今回のK様邸でも改めて感じたのは、セキスイハイムの塗装工事では、
・外壁目地の性質
・屋根形状(折半屋根、陸屋根)
といった点を理解して施工する事が、耐久性や、塗料性能
工事後の過ごしやすさにも影響してくるという事です。
リメイクホームでは、
メーカー特有の仕様を把握したうえで
建物ごとに最適な工程を組み立て、将来を見据えた塗装提案を行っています。
セキスイ住宅における外壁塗装工事のまとめ
セキスイ住宅は高耐久な反面、「どのセキスイか(積水ハウス/セキスイハイム)」で外壁材・目地・屋根仕様が異なり、一般住宅と同じ感覚で塗装すると不具合につながる可能性があります。
特に注意したいのは、塩ビ鋼板やモニエル瓦など“素材に合う下塗り”が必須な部位、凹凸外壁に伴うシーリング数量の増加、そしてパラペットやベランダなど防水との取り合いです。
施工店に依頼しても保証が即失効するわけではなく、重要なのは「誰に頼むか」より「どう工事するか」。
施工事例でご説明したように、積水ハウスは深い目地の確実な打ち替えと凹凸部の塗り込み、セキスイハイムは定型目地へのブリードオフプライマー、折半屋根は白系色+太陽光回避で丁寧に施工し、無機塗料で長寿命化を図りました。
高品質な住まいを長く守るため、仕様理解に基づく正しい診断と工程選定が大切です。
#外壁塗装 #積水ハウス #セキスイハイム #メンテナンス
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愛知県尾張旭市、瀬戸市 長久手市 豊田市 日進市 春日井市 名古屋市周辺地域での住宅リフォームは、RemakeHome(リメイクホーム)にお気軽にお問合せください。外壁、屋根、防水工事に絶対の自信があります!もちろん内装、水まわり工事も承ります。相談、お見積りは無料です。




















