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ヘーベルハウスの外壁塗装での注意点は?注意点やハウスメーカーに依頼すべきかも解説

この記事を読んでいるあなたは、

  • ヘーベルハウス住宅の外壁塗装を行いたい
  • ヘーベルハウス住宅の外壁塗装を行うときの注意点を知りたい
  • ハウスメーカーに依頼すべきかを知りたい

上記のように考えているかもしれません。

今回は、そんなあなたに向けて「ヘーベルハウスハウスの外壁の特徴、注意点や費用費用相場」などをお伝えしていきます。

ヘーベルハウスの住宅の外壁の特徴

へーベルハウスは、大手ハウスメーカーである旭化成ホームズが展開する住宅ブランドです。

「ALL for LONGLIFE」というキャッチフレーズを掲げ、人生100年時代において、多様なニーズに答えるサービスを提供し、進化し続ける技術性能によりLONGLIFEな住まいづくりを実現しています。

へーベルハウスの住宅の外壁には、モダンでスタイリッシュかつ重厚感がある建材が使われています。

具体的にどのような特徴があるのかを紹介していきます。

ALC外壁を使用している

ヘーベルハウスの住宅には、ALC外壁が採用されています。

ALCとは「Autoclaved Lightweight aerated Concrete(高温高圧によって蒸気養生された軽量気泡コンクリート)」の頭文字をとった略称です。

鉄筋やメタルラスなどの補強材をALCに組み込み、所定の寸法で板状に成型したものを「ALC外壁」または「ALCパネル」と呼びます。

ALCは、1920年代中頃にスウェーデンで開発され、1960年代に北欧からALCの製造技術が導入されるようになり、以来半世紀以上に渡り発展を遂げてきました。

ヘーベルハウスの住宅では、ALC外壁を日本の気候や住環境に合わせて独自に進化させた「HEBEL」というブランド名のALC外壁が使用されています。

ALC外壁(HEBEL)の主な特徴として、

  • 軽量で災害に強い
  • 防火性・耐火性・耐久性に優れている
  • 環境に優しい無機建材

であるということが挙げられます。

付帯部が少ないケースが多い

ヘーベルハウスの住宅には、一部のラインアップを除き、陸屋根が多く採用されており、切妻や寄棟、片流れ屋根などとは異なり、破風や鼻隠し、軒樋などの付帯部がありません。

また、陸屋根の場合、外壁から外に出た屋根の軒裏部分もなくなるので、その分、塗り替え工事の費用を抑えられます。

ヘーベルハウスの外壁塗装も塗り替えは必要

ALC外壁は、耐久性に優れた建材であり、適切なメンテナンスを実施することにより60年以上持つと言われています。

しかし、吸水性が他の外壁材より高く、水に弱いという弱点があります

なぜなら、内部に非常に多くの気泡を含んでいる多孔質な材料であり、気泡の細かい穴の中に水が浸透しやすいからです。

経年劣化の進行により塗膜がはがれてくると、気泡の穴が露出し、そこから雨水などをスポンジのように吸い込みやすくなります。

また、取付構法の特性上、ALC外壁の下に透湿防水シートを張らないため、水分が内部に入り込むと止水するものがなく、建物性能の劣化を早めてしまいます。

さらに、ALC外壁は単体では防水性がないので、表面の塗膜と目地のコーキングの劣化が見られたら、塗替えや部分補修などのメンテナンスを実施することが大事です。

ヘーベルハウスの住宅の外壁塗装で知っておくべきポイント

ヘーベルハウスの住宅の外壁塗装で知っておくべきポイント7つを紹介します。

  • ALC外壁に適した塗料を選ぶ
  • ひび割れを放置すると鉄筋が錆びる
  • ALC外壁の場合は目地のコーキングが必要
  • ALC外壁の1回目と2回目のコーキング工法は異なる
  • 屋根塗装や屋上防水なども合わせて行うのがおすすめ
  • ルーフバルコニーは塩ビシート防水がおすすめ
  • ハウスメーカーの保証を確認する

ALC外壁に適した塗料を選ぶ

ALC外壁塗装には、ALCに適した専用塗料が必要となります。

ヘーベルハウスのHEBELを含めたALC外壁材に適した塗料は国内メーカー各社から多数販売されています。

塗料選びのポイントとして、施工性、耐久性、美観性の3つを重視して選ぶとよいでしょう。

施工性

施工性については、ALC外壁の劣化度合いに応じて下塗りの施工方法を選定することがポイントです。

下塗りにはフィラーなど高粘度の下地調整塗材で塗装することで、微細なひび割れや穴を目止めして、平滑で肉厚な塗膜を作ることができます。

素地が強く平滑になれば、上塗りの施工性もアップします。

ALC外壁素地の劣化度合いによっては、素地と下塗り塗料との密着性を高めるシーラーと組み合わせることもあります。
下塗りを2回行ってから上塗りをするケースもあります。

経年劣化により素地の状態が悪い場合は、下地と塗料との密着性を高めるシーラーを先に塗ってから下塗りをします。

耐久性

耐久性については、コストパフォーマンスに優れたシリコン系塗料か、耐久性に優れたフッ素系塗料や無機塗料を選ぶようにしましょう

ALC外壁自体は耐久性に優れた建材なので、シリコン系より長持ちするフッ素系塗料、無機塗料との相性は良いと言えます。

ただし、シリコン系塗料よりフッ素系塗料、無機塗料の方が費用はかかるので、ご予算に応じて塗料を選定されるとよいでしょう。

美観性

ヘーベルハウスは新築時の塗装に、色柄や模様がついている塗料をALCに吹付塗装している場合が多くあります。

それらの上に単色で塗装してしまうと、元の色柄や模様はすべて塗りつぶされてしまいます。

そういった理由から多彩模様の吹付塗料を選定してリフォームすることで、単色にならずに色調や形状が既存の物に近づけることができて、再び意匠性の高い外壁に仕上げることができます。

新築時からの質感を保ちたい、重厚で高級感を演出するデザインに塗り替えたい、という場合には、多彩模様塗料を用いた塗装がおすすめです。

ひび割れを放置すると鉄筋が錆びる

ALC外壁の表面や目地に発生したひび割れを放置しておくと、その隙間から雨水が内部まで浸み込みやすくなり、内部に組みこまれている鉄筋やメタルラスなどの補強材を酸化させてしまいます。

鉄筋などが酸化すると錆が発生してしまい、錆の進行によって体積が膨張すると、ALC外壁の軽量気泡コンクリートを内部から外部へ押し出す爆裂を引き起こすことがあります。

爆裂が起きるとALC外壁が内部から割れてしまい、割れた箇所からさらに雨水などが浸入するようになり、建物内部の腐食や劣化がより一層進行してしまいます。

このようなことを防ぐためにも、ALC外壁や目地に発生したひび割れを放置せずに、適切な方法で補修することが大切です。

ALC外壁の場合は目地のコーキングが必要

ALC外壁は、サイディング外壁よりジョイントとなる目地が多いのが特徴です。

ALC外壁のジョイントの場合、パネル同士を突き付けて接合するので、四方の目地にコーキングの充填が必要となります。

一方で、サイディング外壁のジョイントは、長辺の二方向もしくは四方向に実(さね)が付いている合いじゃくり接合となるので、実が付いていない目地部にはコーキングが必要ですが、合いじゃくり接合部には不要となります。

合いじゃくり接合とは、接合する2枚のサイディングボード端部を厚みの半分だけ切り取り、相互に張り合わせる接合工法のことで、半分切り取った部分は実(さね)と呼ばれます。

接合部のシーリングが不要となる分、サイディングはALCよりコーキングを充填する数量は少なくなります。

また、ALC外壁はサイディング外壁より規格サイズが小さく、ALCパネル一枚の幅が300〜606mmであるのに対し、サイディングボードの幅は910〜1,000mmであり、長さを同じとして外壁を施工するのにALCはサイディングの1.5〜3倍の数量が必要となります。

このように、ALC外壁はサイディング外壁より目地が多いのが特徴で、目地が多いほど隙間から雨水が浸入するリスクは高まります。

基本的に、ALC外壁には透湿防水シートを貼らないため、コーキングの劣化やひび割れ、破断などにより隙間から雨水が入り込むようになると、透湿防水シートを貼るサイディングより建物内部の腐食や劣化、雨漏りに繋がるリスクがより一層高まります。

ALC外壁の目地については、定期的に目視点検を実施し、メンテナンスするようにしましょう。

ALC外壁の1回目と2回目のコーキング工法は異なる

ALCの目地に充填されているコーキングのメンテナンスについては、基本的には打ち替えが推奨されていますが、1回目においてはコーキングの劣化度合いや目地の深さによって増し打ちを選択するケースもあります。

打ち替えとは、経年劣化した既存のコーキングを撤去して新しいシーリングを充填する工法です。

打ち替えの場合、既存コーキングをカッターなどで取り除く手間がかかるため、増し打ちよりも費用が高めになります。

一方で、増し打ちとは、既存のコーキングの上に新しいコーキングを重ねて充填する工法です。

サイディングやモルタル壁と比較して、ALCの目地は、溝が深く、幅が広いタイプがあり、増し打ちでも十分に必要なコーキング厚を確保できます。

よって、1回目のコーキングメンテナンスにおいては、そこまで劣化が進行していなければ増し打ちを選択することがあるのです。

ヘーベルハウスでは、木造住宅用のALC外壁材「へーベルパワーボード」というHEBEL製品のメンテナンスプログラム事例に、「シーリングのメンテナンスは15年目と45年目は増し打ち、30年目は打ち替えを想定しています。」と記されています。

2回目のメンテナンスにおいては、新築時の古いコーキングと1回目に増し打ちしたコーキングを二重に重ねたまま、新たなシーリングを増し打ちしても、十分な耐久性は期待できないでしょう。

よって、増し打ちではなく、打ち替えする必要があるのです。

屋根塗装や屋上防水なども合わせて行うのがおすすめ

ALC外壁の塗装や目地のコーキングメンテナンスする際には、屋根塗装や屋上防水も合わせて行うのがおすすめです。

屋根は防水性に関わる重要部位であり、塗膜や防水層の劣化を放置しておけば雨漏りが発生するリスクは高まります。

特に、ヘーベルハウスの住宅においては、屋根勾配がほとんど無い陸屋根が採用されていることが多いので、防水層が劣化していると、適切に排水されずに屋上に溜まった雨水が防水層の内部に浸入し、雨漏りに繋がることがあります。

外壁と屋根のメンテナンスを適切な時期に同時に行えば、建物の耐久性を維持できますし、別々に分けて行うより足場費用も節約できます。

ALC外壁の塗装や目地のコーキングメンテナンスと共に、屋根塗装や屋上の防水工事も合わせて行うようにしましょう。

ルーフバルコニーは塩ビシート防水がおすすめ

ヘーベルハウスの住宅には、先述したとおり陸屋根が多く採用されており、屋根を設ける代わりにルーフバルコニーを設けています。

屋根は常に紫外線や太陽熱、風雨などに晒されており、建物の中でも最も負担がかかる場所です。

そのような過酷な環境に対する耐久性を高めるためにも、ルーフバルコニーには耐久性のある塩化ビニル樹脂製シート(塩ビシート)防水がおすすめです。

ヘーベルハウス独自技術による塩ビシート防水は、30年以上の耐用年数があるとされています。

シート同士の接合部は、溶剤や熱風ガンで溶かして一体化し、風雨をシャットアウトします。

また、固定用のディスクを用いて塩ビシートをヘーベル版に固定し、そこにシートを溶着する独自の絶縁工法を採用することにより、亀裂やひび割れが起きづらく、長期にわたって優れた防水性能を維持します。

ハウスメーカーの保証を確認する

ヘーベルハウスでは、竣工後のアフターサービスとしてロングライフプログラムというサポート体制を取っています。

2017年10月以降に請負契約を締結し、所定の定期点検を受ければ、構造耐力上主要な部分と雨水の侵入を防止する部分において初期保証期間が30年間と記されています。

30年目以降の保証については、ヘーベルハウスが指定する有償補修と定期点検を実施することで、最長60年間保証が継続されます。

また、定期点検については、「60年間無料点検システム」による維持管理体制を整えており、竣工後60年先まで、1年目、2年目、5年目に定期点検を行い、それ以降は5年に1回の頻度で「基本躯体構造」、「防水・外装」等についてヘーベルハウスを熟知した専任スタッフが無料点検を実施しています。

一見、手厚く長期にわたって保証と定期点検を受けられるように見えますが、不明瞭な部分もあります。

例えば、ALC外壁の表面塗膜や目地コーキングなどの経年劣化に対する保証が30年とは記されていません。

保証される対象と範囲はメンテナンス費用に関わるものなので、ロングライフプログラムの保証内容をヘーベルハウスに確認し、長期的なメンテナンス計画を立てていくことが大事です。

ハウスメーカーではない塗装業者にも依頼できる

へーベルハウスの住宅の外壁塗装などのメンテナンス工事は、必ずしもヘーベルハウス以外の業者では施工できないということはありません。

ALC塗装の専門的な知識や技術を持っている施工業者に依頼すれば問題ありません。

ハウスメーカーに外壁塗装を依頼するメリットは、「家を建築してもらったところに施工してもらう安心感」です。

ヘーベルハウスは、施工実績が豊富で知名度やブランド力が高い大手ハウスメーカーなので、なにより安心できるでしょうし、改めて塗装業者を探す手間も省けます。

デメリットとしては、へーベルハウスが自ら施工するのではなく、下請け業者に依頼するため、その分経費や中間マージンがかかってしまい、コストが高額となってしまいます。

外壁塗装にかかるコストをできる限り抑えたいという方は、自社に職人を抱えている塗装業者や、下請け業者をあまり介さない業者に工事を依頼するとよいでしょう。

ただし、ALC塗装の専門的なノウハウを持っていない業者に依頼してしまうと、後で施工不良が発生してしまうことがあるので、業者選びは慎重に行いましょう。

外壁に関するお悩みはリメイクホームにおまかせください!

ヘーベルハウス 外壁塗装

ここまでヘーベルハウスの外壁塗装について解説してきました。

私たちリメイクホームは、愛知県を中心に外壁塗装や屋根塗装、リフォームを手がけています。

お見積もりやお問い合わせは、ぜひお気軽にご連絡ください!

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